忍者ブログ

日外アソシエーツの出版物で、雑誌や新聞に掲載された書評や、著編者による自著紹介を記したブログです。

   
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ISO 図書案内(ISO BOOK REVIEW

2008年の第一回図書案内は「心を癒す本」を紹介します。精神と魂を浄化してくれるような神谷光信 著「須賀敦子と9人のレリギオ―カトリシズムと昭和の精神史」から、心あたたまる動物の絵本「インコの手紙」。そして、気分転換のためにはぜひ訪れたい「いい店みつけた」まで、気持ちと心をリフレッシュさせてくれる本ばかりです。心を元気にして、明日への気力とエネルギーを蓄え、新しい発想で仕事をしよう。そんな風に気力に満ちてくること間違いなしのお薦め3冊をどうぞ。(構成 柿川鮎子)

須賀敦子と9人のレリギオ須賀敦子9人のレリギオ
―カトリシズムと昭和の精神史
神谷光信 著
日外アソシエーツ 刊
定価3,619円+税
http://www.nichigai.co.jp/sales/2070-7.html

没後10年となる作家須賀敦子の思想と評伝、そして、彼女と同世代を生きたカトリックにゆかりのある皇后陛下はじめ彫刻家、哲学者、科学史家など9人の内実を探った本。昭和知識人におけりカトリシズムを問う意欲的長編評論としてお薦めの一冊である。特に宗教臭をおさえて、一般の読者やビジネスマンにとっても受け入れやすくなっているほか、昭和知識人の思想的根源を探ることができるのが特徴。

<日刊工業新聞社『ISOマネジメント』2008年2月号(Vol.9 No.2)より転載>
PR
☆『イギリス「窓」事典』三谷康之著/日外アソシエーツ/9600円(税込)

 2003年9月の第80回セミナーで、「カントリーサイド鑑賞入門」のお話をしてくださった三谷康之先生の新刊のご紹介です。

 シェイクスピアにディケンズ、はたまた映画『眺めのいい部屋』などなど……イギリスのさまざまな文学に登場する「窓」関連を、あらゆる観点から解説したこれまでになかった事典です。用語数約700、引用した文学・映画はのべ457作品。掲載写真が330点の豊かさ。さまざまな「窓」の歴史も興味深いものがあります。さらに一歩深くイギリスにのめりこみたい方、イギリス文学をもっと身近に味わいたい方、お気に入りのあの映画で見た窓がステキ! と思う方、さまざまな英国文学、映画のみならず、気になる建築シーンで役に立つ一冊。

<「イギリスを知る会」Newsletter Vol.89 2008年2月発行 LADIES & GENTLEMENより転載>

イギリス「窓」事典イギリス「窓」事典―文学にみる窓文化
三谷康之〔著〕 2007年12月刊
定価9,600円(本体9,143円)
A5・480頁
ISBN978-4-8169-2075-2
http://www.nichigai.co.jp/sales/2075-2.html

20707.jpg須賀敦子と9人のレリギオ―カトリシズムと昭和の精神史
 神谷光信著 2007年11月刊
 定価3,800円(本体3,619円)
 四六判・220頁 ISBN978-4-8169-2070-7
 案内サイト:
 http://www.nichigai.co.jp/sales/2070-7.html

【この一冊】
須賀敦子と9人のレリギオ―カトリシズムと昭和の精神史』神谷光信 著
日外アソシエーツ 3919円+税
坂本 耕太郎

 須賀敦子の著作は少ない。私の場合は『トリエステの坂道』が最初の出会いであった。ある詩人のふるさと、トリエステという町に行った話ではあるが、丁寧な語り口と独特の表現は、まるで目をつぶってビロードの布地をゆっくりとなでるような、そんな感覚の文章である。ご本人の著作が少ない。ましてや、すでに帰天されて新しい作品は世に出ないと思うと、「須賀敦子」ファンにとっては、彼女の名前をタイトルに掲げた本には、つい目がとまる。

 『須賀敦子と9人のレリギオ』と題されたこの評論の著者、神谷氏ご自身は、クリスチャンであるかどうかさだかではないが、キリスト教をよく学んでおられるようで、以前、正教徒の詩人の方の評論も発表なさっていたとのことである。

 さて、本書のタイトルに、あえて「レリギオ」という用語を用いた、その理由はいろいろあるのだろうが、これはあくまで私の憶測であるが、カトリックでははっきり「信仰」と表現するこの言葉をタイトルに使用すると、なにかの不都合な点もあったのだろうか。そうまでしても、須賀敦子を含めて、犬養道子、皇后陛下、村上陽一郎、井上洋治、小川国夫、小野寺功、高田博厚、芹沢光治良、岩下壮一の、都合十人の人生について、ローマ・カトリックという視点で読み解こうとする神谷氏の心の底には、常に「なぜ」という通奏低音が響いているようである。信仰は不思議なもので、時には「馬鹿げた」もののようである。

 「信仰」は、教会の中ではよく使用される言葉であるが、日本の一般社会ではほとんど使わない単語であるということも、あらためて考えさせられた。それこそ「信仰」を持たない人にとっては、未知との遭遇なのだろう。本の帯には、「神とともにある人生」と記されている。信じて生きる人びとの輝きを探る視点は、日本のカトリック教会の現状を把握する上でも貴重な一冊といえる。

(さかもと・こうたろう/新潟教区神学生)

<福音宣教 2008年4月号 15頁より転載 (オリエンス宗教研究所発行)>
現代外国人名録 2008

a71bed44jpeg現代外国人名録 2008
日外アソシエーツ〔編〕 2008年1月刊
定価50,400円(本体48,000円)
B5・1,500頁
ISBN978-4-8169-2084-4
http://www.nichigai.co.jp/sales/2084-4.html

 日外アソシエーツから『現代外国人名録2008』が刊行された。B5判1300頁・50400円。
 これは、2004年に刊行された『現代外国人名録2004』を四年ぶりに改訂したもので、前版以後、日本で知られるようになった外国人5000人を新たに追加し、世界各国、各界で活躍している政治家、経営者、研究者、芸術家、スポーツ選手などを収録した人名事典である。前版から引き続き掲載されている人物も、異動、引退等の動向や業績の変化などの最新情報をプロフィールに反映しており、人物プロフィールは、職業、肩書/国籍/出身地/学歴/業績/賞/経歴/関連URLなどにわたり、新聞、雑誌、公式サイトなどに掲載された精度の高い情報をもとに編集している。

<週刊読書人 第2731号 2008.3.28 9面より転載>

新刊GUIDE『最新科学賞事典2003-2007
日外アソシエーツ編 日外アソシエーツ 2万790円(税込)

 理学、工学、農学、医学、工業、建築、発明など、科学と技術にかかわる688賞を網羅したユニークな事典。それぞれの賞の概要とともに、2003~2007年の受賞者と受賞理由を紹介する。5年に一度の発刊で、今回が3冊目にあたる。賞にエントリーしたい人はもちろん、受賞者の氏名から受賞歴を調べたり、主催者団体名から賞の名称を引くなど、さまざまな使い方ができる。

http://www.nikkei-science.com/

<日経サイエンス2008年4月号 139頁より転載>

最新科学賞事典2003-2007

 最新科学賞事典2003-2007

日外アソシエーツ〔編〕 2008年1月刊 
定価20,790円(本体19,800円)
A5・1,080頁
ISBN978-4-8169-2085-1
 

  
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
日外アソシエーツ株式会社
性別:
非公開
自己紹介:
 辞書・事典・目録・書誌・索引など、参考図書を中心に出版活動を行っている日外アソシエーツのブログです。
 ここでは雑誌や新聞に掲載された書評や、著編者による自著紹介をご紹介します。転載にあたっては、個別に許諾を得ております。選書やご購入の参考にどうぞ。
 また、読後の感想など、各タイトルごとにコメントをよろしくお願いします。
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
Copyright ©  -- 日外ブックレビュー --  All Rights Reserved

Design by CriCri / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]