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日外アソシエーツの出版物で、雑誌や新聞に掲載された書評や、著編者による自著紹介を記したブログです。

   
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『教育パパ血風録』を著した澤井繁男氏(聖教新聞)
教育パパ血風録 『教育パパ血風録
 澤井繁男著 2007年5月刊
 定価1,680円(本体1,600円)
 四六判・200頁 ISBN978-4-8169-2044-8
 「教育パパ血風録」案内サイト:
 http://www.nichigai.co.jp/sales/education_papa.html

 みなさんこんにちは。教育ママならぬ教育パパです。これは、娘がふざけてぼくのことを呼んだのですが、ぼくじしんそういう気がなきにしもあらずなので、否定もせず、笑ってうけいれてしまいました。

 我が家では、こと「学校」関係のこととなると、母親よりも、父親のぼくのほうが関心がたかく、口をだすことが多かったのでした。ぼくはしたい放題の教育方針でした。上の娘が中学二年生の二学期もおわりのころ、はじめてまじめに、将来を尋ねてみました。高校に進むかどうかです。娘は高校進学と、ついでに大学も行きたいと応えました。

 「そうか、それなら、パパの経験が役に立つから、すこし言うことをきいてみるかい?」

 そう言いますと、素直に頷くので、はじめて塾というものに通うことを勧めました。こんな調子で父娘の二人三脚がはじまりました。塾も最初は近所の塾、そして予備校へと、だんだん広げていって、いまの自分の力をその都度確認させました。

 ぼくが大学受験の予備校で教えていたものですから、中・高校生の学力から、彼らを教えている「先生」の力がみえてきていました。

 この本は、「先生」はみな物知りで、学力があると錯覚している人たちに向けてかかれています。先生の当たり外れ、というのはよく耳にする話ですが、まさに、その「外れ」の先生について、それでいいのか、そんな教え方でいいのか、と父親の立場から批判している内容です。ちょっぴりきついことがかかれているかもしれませんが、胸のつかえが取れたと思う方もおられるかもしれません。

 母親でなく、父親が言うところに意義があるのではないか、と考えて書いたものです。父親不在に対しても意見をしているのはもちろんです。
                                (さわい・しげお 関西大学教授)

                     「聖教新聞」 2007.6.27 7面(きのうきょう)より転載
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