日外アソシエーツの出版物で、雑誌や新聞に掲載された書評や、著編者による自著紹介を記したブログです。
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東京こども図書館の『こどもとしょかん』124冬のp9「資料室の本」(最近、資料室の蔵書に加えた本の一部を紹介する欄)に小社『児童の賞事典』が掲載されました。
◆児童の賞事典
日外アソシエーツ編・刊
2009年7月
740p 22×16 15000円
中学生までの児童と、児童文化に貢献した人に贈られる284賞を収録。文学賞のほか、発明展や吹奏楽コンクール等、文化、美術、科学、音楽芸能の分野も網羅。海外の文学賞も。
◆児童の賞事典
日外アソシエーツ編・刊
2009年7月
740p 22×16 15000円
中学生までの児童と、児童文化に貢献した人に贈られる284賞を収録。文学賞のほか、発明展や吹奏楽コンクール等、文化、美術、科学、音楽芸能の分野も網羅。海外の文学賞も。
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「インシュランス」2010年1月14日号(第4358号)のp10~11に小社『世界災害史事典』の紹介記事が載りました。以下、その冒頭一部の抜粋です。
『昭和災害史事典』(全6巻)、『平成災害史事典』(3巻まで刊行)や、『鉄道・航空機事故全史』、『台風・気象災害全史』、等の“災害史”に関する文献を発行する日外アソシエーツ社から、昨年十月に『世界災害史事典 1945-2009』が刊行された。全体で484ページ、定価は1万2000円+税と大冊で高価な書籍であるが、損害保険会社の主要拠点には是非備えておきたい一冊である。本書は、1945年以降2009年6月までの50余の間に、世界各国で発生した気象災害、地変災害(地震・噴火等)、火災、産業災害、輸送機関の事故(鉄道、航空、自動車等)等の各種事故・災害に関する事典。世界の大災害3200件が収録されている。…(U)
世界災害史事典 1045-2009
日外アソシエーツ編集部〔編〕
定価12,600円(本体12,000円) 2009.10刊
A5・500p ISBN978-4-8169-2211-4
『昭和災害史事典』(全6巻)、『平成災害史事典』(3巻まで刊行)や、『鉄道・航空機事故全史』、『台風・気象災害全史』、等の“災害史”に関する文献を発行する日外アソシエーツ社から、昨年十月に『世界災害史事典 1945-2009』が刊行された。全体で484ページ、定価は1万2000円+税と大冊で高価な書籍であるが、損害保険会社の主要拠点には是非備えておきたい一冊である。本書は、1945年以降2009年6月までの50余の間に、世界各国で発生した気象災害、地変災害(地震・噴火等)、火災、産業災害、輸送機関の事故(鉄道、航空、自動車等)等の各種事故・災害に関する事典。世界の大災害3200件が収録されている。…(U)
世界災害史事典 1045-2009
日外アソシエーツ編集部〔編〕
定価12,600円(本体12,000円) 2009.10刊
A5・500p ISBN978-4-8169-2211-4
「専門図書館」238号(2009年11月)に井上学氏(市政専門図書館)の書評『レポート・論文作成のための引用・参考文献の書き方』(藤田節子著)が掲載されました。
レポート・論文作成のための 引用・参考文献の書き方
藤田節子〔著〕
定価2,100円(本体2,000円) 2009.4刊
A5・160p ISBN978-4-8169-2179-7
レポート・論文作成のための 引用・参考文献の書き方
藤田節子〔著〕
定価2,100円(本体2,000円) 2009.4刊
A5・160p ISBN978-4-8169-2179-7
「大学の図書館」第28巻第9号(2009年9月)に鈴木正紀氏(文教大学越谷図書館)の書評『レポート・論文作成のための引用・参考文献の書き方』(藤田節子著)が掲載されました。
レポート・論文作成のための 引用・参考文献の書き方
藤田節子〔著〕
定価2,100円(本体2,000円) 2009.4刊
A5・160p ISBN978-4-8169-2179-7
日本で過去に出版されたポピュラー音楽に関する図書の総覧として、軍歌、浪花節からロック、ラップに至る、1886年以来2008年まで国内で刊行された6701点を網羅している。ちなみに全体のちょうど半分(3351点め)は『自由・平等・ロック』ティモシー・ライバック著、水上はる子訳(晶文社、1993年7月、481頁、4800円)であり、そのまた半分(1676点目)は『雑学歌謡昭和史』西沢爽著(毎日新聞社、1980年10月、341頁、1500円)がきていて、数の上では平成年間に出た本が全体の約6割を占める。
書名、著編者名、キーワードの三つに分別された索引は総計169ページ。「著編者」の索引は、著・編・訳・述・選・共著・共訳・監修・共同監修・日本語版監修・対談・パネリスト・インタビュー・絵・写真・企画制作などの別が書いてあって、例えば1957年の20番目に記載されているのは芦野宏が実際に書いた単著なのだということが索引から分かるし、その項目を見ると『パリの空の下』という本の説明に「フランス紀行文42編他」とあるのでどんな本かもわかる。(ちなみにウィキペディアの「芦野宏」の項目や、amazon検索で、この本は調べがつかない。bk1には「購入できません」として載っているが、どんな本かはわからない。)
ケンブリッジ大学出版局から出ている学術研究誌Popular Musicに、三井氏は毎年、その年日本で出版されたポピュラー音楽関連本を載せていたが、その累積成果に、民音音楽資料館や国会図書館から得られた情報が加わってここまで膨らんだ目録の誕生となった。本当は、一見音楽の本とは見えないタイトルのなかに思わぬ論考や資料が埋もれている本も発掘したかったのだろう。「そうした文献を網羅する作業は個人の時間と労力の範囲を超えて」いると、「まえがき」でしぶしぶ認めておられるところが感動的である。
附録の“Writnings in English on Popular Music in Japan”の305点のリストには国際ポピュラー音楽学会会長もつとめられた編者の意地と願いのようなものが感じられる。
三井氏の著書『新着洋書紹介―ポピュラー音楽文献5000冊―』の仕事を知る者にとって、あの目を眩むような仕事と同時並行して、これを続けてきたというのは気が遠くなるはなしだが、「マニアック」という感じはまるでしない。ここにあるのは、執着というのとは正反対の、むしろ世界の全体を見守るCreatorのあわれみに似た何かであるような気がするのだ。
人文系の学問は、本当は「科学」(専科に分かれた学)ではない。人間の営みを扱うなら「個」を論じつつも絶えず「全」に根を張っていなければ、真の意味での「質」の保証は得られがたい。その点、新たな学問分野を拓いてきた会員がいまだ現役で活躍を続けるJASPMは恵まれていると思う。形なき混濁から学問分野が拓かれる時代には、産み出されるものすべてを見渡す神々の視点が存在するのだということを、改めて味わうことのできる本目録は、まさにニーチェ的な意味で「悦ばしき」達成だ。(佐藤良明)
「日本ポピュラー音楽学会(JASPM)ニューズレター」第81号(2009年9月)の紹介記事(p9)より
ポピュラー音楽関係図書目録―流行歌、ジャズ、ロック、Jポップの百年
三井徹〔編〕
定価12,915円(本体12,300円) 2009.6刊
A5・530p ISBN978-4-8169-2190-2
書名、著編者名、キーワードの三つに分別された索引は総計169ページ。「著編者」の索引は、著・編・訳・述・選・共著・共訳・監修・共同監修・日本語版監修・対談・パネリスト・インタビュー・絵・写真・企画制作などの別が書いてあって、例えば1957年の20番目に記載されているのは芦野宏が実際に書いた単著なのだということが索引から分かるし、その項目を見ると『パリの空の下』という本の説明に「フランス紀行文42編他」とあるのでどんな本かもわかる。(ちなみにウィキペディアの「芦野宏」の項目や、amazon検索で、この本は調べがつかない。bk1には「購入できません」として載っているが、どんな本かはわからない。)
ケンブリッジ大学出版局から出ている学術研究誌Popular Musicに、三井氏は毎年、その年日本で出版されたポピュラー音楽関連本を載せていたが、その累積成果に、民音音楽資料館や国会図書館から得られた情報が加わってここまで膨らんだ目録の誕生となった。本当は、一見音楽の本とは見えないタイトルのなかに思わぬ論考や資料が埋もれている本も発掘したかったのだろう。「そうした文献を網羅する作業は個人の時間と労力の範囲を超えて」いると、「まえがき」でしぶしぶ認めておられるところが感動的である。
附録の“Writnings in English on Popular Music in Japan”の305点のリストには国際ポピュラー音楽学会会長もつとめられた編者の意地と願いのようなものが感じられる。
三井氏の著書『新着洋書紹介―ポピュラー音楽文献5000冊―』の仕事を知る者にとって、あの目を眩むような仕事と同時並行して、これを続けてきたというのは気が遠くなるはなしだが、「マニアック」という感じはまるでしない。ここにあるのは、執着というのとは正反対の、むしろ世界の全体を見守るCreatorのあわれみに似た何かであるような気がするのだ。
人文系の学問は、本当は「科学」(専科に分かれた学)ではない。人間の営みを扱うなら「個」を論じつつも絶えず「全」に根を張っていなければ、真の意味での「質」の保証は得られがたい。その点、新たな学問分野を拓いてきた会員がいまだ現役で活躍を続けるJASPMは恵まれていると思う。形なき混濁から学問分野が拓かれる時代には、産み出されるものすべてを見渡す神々の視点が存在するのだということを、改めて味わうことのできる本目録は、まさにニーチェ的な意味で「悦ばしき」達成だ。(佐藤良明)
「日本ポピュラー音楽学会(JASPM)ニューズレター」第81号(2009年9月)の紹介記事(p9)より
ポピュラー音楽関係図書目録―流行歌、ジャズ、ロック、Jポップの百年
三井徹〔編〕
定価12,915円(本体12,300円) 2009.6刊
A5・530p ISBN978-4-8169-2190-2